メークインの芽欠き

うちが作っているじゃがいもの種類は2種類あります。

男爵芋メークインです。

メインは男爵芋でその中で一部メークインを作っているという感じです。

昨年は試しで、キタアカリという種類も作りました。

 

じゃがいもの場合、基本的には種芋を植えて芽が出てきたら

芽欠きをして芽を1本にするように他の芽を抜いてしまいます。

そうすることで土の栄養を1本に集中し芋を大きくすることが出来ます。

 

しかし、メークインの場合は芽欠きはしません。

 

その理由としては

1.芽欠きをして1本にすると大きくなりすぎる

2.芽がどの種芋から出ているかがわからない

というのがあります。

 

1.芽欠きをして1本にすると大きくなりすぎる

男爵芋や他の種類のじゃがいもは芽の本数=木の本数が多くなると

出来る芋は小さなものが増えます。

そうすると出荷できるサイズ以下になったり、Lサイズなど

丁度いいサイズの芋が減ってしまいます。

しかし、メークインの場合は芽を1本にしてしまうと大きくなりすぎて

しまいます。

芽欠きなしの状態でもものによっては1個800g以上、1kg以上の芋が

出来ることがあります。

 

2.芽がどの種芋から出ているかわからない

男爵芋は植えた種芋から芽が大体まっすぐに土から出てきます。

そのため固まって2~3本芽が出ていたらその芽は1つの種芋から

出ている芽です。

しかし、メークインの場合はまっすぐには芽は出てこないものも

あります。右に行ったり左に行ったりして出てくるものもあるので

固まって芽が出ていても1つの種芋から芽が出ているかわかりません。

そうすると芽を抜いても種芋1つから1つの芽というようにすることが

難しくなります。

 

ちなみにメークインの芽出し後はこんな感じです。

 

じゃがいもの種芋は23cmごとの等間隔に植えています。

そう考えるとまっすぐに芽が出ているものも多いですが

真ん中左の畝は芽と芽の間隔が10cmくらいだったり畝の

真ん中の方から出ていたりするものもあります。

 

じゃがいもも種類によっては芽欠きをしないものもあります。

私はじゃがいものは男爵芋が1番好きですが、メークインもおいしいですよね。

メークインの特徴は煮物をしたときに型崩れをしにくいことです。

また、焼いても同様ですので千切りにして他の野菜と一緒に炒め物に

したらすごくおいしいのでお勧めです。

 

今回はメークインの芽欠きについて書きましたが参考になれば嬉しいです。

 

おまけ

うちの倉庫前に植えているチューリップが咲いてきました。

先週後半から末にかけて暖かい日が続いたので一気に生長したのだと思います。

 

 

写真は今日の朝撮ったものですので花が閉じたままですが…

 

春の暖かさが続くともっと花が咲いてくるので楽しみです。

 

それでは。