前回、前々回のブログでは農家が儲からない理由、農家として生き残るにはについて
書きました。
国内には多くの農家さんがいます。
その中で十分な利益を上げて収入があるというところは多くないと思っています。
ではなぜそれでも農家を辞めないのか。
そのことについて思うところを書いていこうと思います。
目次:
農家を辞めない理由
1.代々農家の家系で農業を途絶えさせたくない
一番に思いつくのはこれだと思います。
また、一番多い理由もそうではないでしょうか。
世間で親の職業にその子もなったり、自営業、医者、士業、その他の職業でも
親の仕事と同じ仕事をしたい、引き継ぎたいと考えるのはよくあることです。
私が農家になったのもこれが大きな理由です。
小さいころから祖父母は農業をしていて、畑で遊んだりということが
普通でした。
今は両親がメインでやっていますが、一緒に作業をしている状況です。
2.自分たちが作った作物をおいしいと言ってくれるのが嬉しいから
出荷先が農協や市場の場合は直接購入者の顔を見たり感想を聞いたりすることは
できませんが、直販サイトを使用して消費者の方から「買ってよかった」
「おいしい」と言われるのはすごく嬉しいことです。
すごく単純な理由ですが、そう言われれば私たちも「作って良かった」「また
頑張ろう」と思えます。
こういった気持ちは忘れないでいたいと思いますし、仕事をする上での
モチベーションになります。
3.農家以外の収入で生活ができるから
多くの農家が一般のサラリーマン並に収入があるかと言えばそうではありません。
国内の農家は専業農家約3割、兼業農家約7割です。兼業農家の場合農業以外の
収入源があり、そちらで収入が得られているから農業を続けていけていると
思います。
この割合を見ると専業農家で生活していくのは厳しいとも言えますね。
4.農業で十分な収入が得られるから
上記、2の理由とは真逆ですが、これはほぼ個人で大規模栽培をしている場合や
法人として農業をしている場合に限られるのではと思います。
先の「農家として生き残るには」にも書きましたが薄利多売の場合、数量を増やす
必要があります。
そのためには農地を増やし、大規模栽培をしなければなりません。
もしくは単価を上げるかです。
まとめ
今回は農家を辞めない理由として書きましたが、書いているうちにどちらかと
言えば続けていく理由のようになってしまいました。
どの職業についてもやるうえではモチベーションや安定した収入などが仕事の
原動力になると思っています。
これからも皆さんに喜んでもらえるような作物を作っていきたいと改めて思い
ました。
それでは。