梅雨入りしました

私たちの地域でも今週から梅雨入りしました。

 

先月、収穫が始まってから雨や曇りの日が多く今年はなかなか

思うように収穫が進んでいません。

 

天候に左右されることなのでどうにもならないのですが、もやもや…

 

今年の収穫は7月まで入りそうです。

 

今日は倉庫で選別と商品発送の準備です。

出来ることを少しずつ。

 

雨にもマケズ。

 

それでは。

 

じゃがいもの収穫風景

じゃがいもの収穫はどのようにしていると思いますでしょうか。

大きなトラクターで一気に掘って、そのままベルトコンベアのようなもので

収穫用のパレットやかごに入れていると思われている方もいらっしゃるかも

しれません。

 

そこで今回は私たちの収穫時の作業内容についてご紹介します。

 

大きく、作業の順番を書くと以下のようになります。

 

①じゃがいもの木を切る

 じゃがいもは畝をマルチで覆われています。

 そのマルチを取る際にスムーズに取れるように木をできるだけ短く切ります。

 これは専用の木を切る機械を耕運機に取り付けて切っていきます。

 

②マルチをめくる

 木が切れたら次はマルチめくりです。

 畝が長いところだと90m近くになるところもありますので

 めくってからまとめやすいように何分割かに切ってめくっていきます。

 この作業は表面や、内部の土を乾かすためにも行っています。

 ①、②は準備作業ですので、掘る前日までにできるだけ行います。

 

③じゃがいもを掘る

 ここまで出来たらトラクターに堀り機を取り付けて掘っていきます。

 

④掘った後の木の残りの除去、じゃがいもを乾かす

 掘った直後はまだ気が残っていて、この後にじゃがいもの土取りを

 する際に邪魔になりますので木を除けていきます。

 その際、腐っていたり、じゃがいもが緑に変色しているものも一緒に

 取り除きます。

 また、掘った直後はじゃがいもの表面が濡れたままで土を取る時に

 きれいに取れませんので、掘った後1~2に時間程度乾かしていきます。

 そうすると土がきれいに取れて、皮もめくれにくくなります。

 掘った直後はこのような感じです。

木がたくさん残っていて、この後の作業の邪魔になります。

そして取った後がこちら。

木を取り除いてじゃがいもも見えやすくなりました。

 

別日ですが、拡大するとこのような感じです。

 

⑤じゃがいもの土取り

 ここまで来たら、じゃがいもの土を取って、JA指定のコンテナ(かご)に入れて

 行きます。

 この作業が一番人数がいりますので収穫の時期はパートの方を雇って一緒に

 作業をするようにしています。

 作業はこんな感じです。

2列を2人1組で土取りをしていき、写真の緑のコンテナに入れていきます。

その際に基準に満たないものや腐ってきているものなどは取り除きます。

 

私たちはこのようにしてじゃがいもの収穫作業を行っています。

同じ地域でもやり方が違う農家さんもいます。

また、北海道など大規模農業の場合はもちろん同じようなやり方ではできないと

思います。

一度、北海道の収穫風景、やり方など見てみたいなと思っています。

 

おまけ

注文がある場合は、こうして掘って土取りをしたものを10kg箱や5kg箱に

箱詰めして販売もしています。

 

土を落としただけでこんなにきれいなじゃがいもになります。

もちろん水洗いなどは行いません。

じゃがいもは水分、湿気に弱い野菜ですので、腐る原因になります。

 

洗うのは料理の直前だけです。

 

今回は私たちのじゃがいも収穫についてご紹介いたしました。

いろんな野菜、お米、果物、花きを生産している農家さんがいます。

旬の時期に美味しいお野菜、果物、お米を食べて欲しいです。

もちろんきれいな花も楽しみましょう。

 

それでは。

 

今年の収穫量は…

久しぶりの投稿になりました。

 

5月初旬からじゃがいもの収穫作業が始まりました。

例年通り、美味しいじゃがいもが出来ています。

今年の5月の収穫量はというと…

 

例年よりも少ないです。

 

なぜかというと、5月の天候のせい…

 

じゃがいもの場合は、雨、湿度に弱いんです。

 

5月は雨の日が多く、その後に曇りがあったり少し晴れたりもありましたが、

そういう日が3日と続く前にまた雨が降ってという感じでした。

なので土自体が乾ききる前に雨でまた湿るの繰り返しで

大きくなったじゃがいもにずっと湿気が当たっている状態でした。

そのせいで掘る前に土の中のじゃがいもが腐り始めてしまうのです。

 

土の良い状態の畑でも掘って出荷する量の2/3~同じくらいの量が

腐りかかってしまって廃棄になっています。

 

天候に左右されることですので私たちにはどうしようもありません…

 

そしてもうすぐ梅雨。

 

少しでも晴れる日が続くことを願って収穫作業を続けていきます。

 

廃棄処分が少なく、多く出荷できますように…

 

それでは。

 

知り合い、友達、親戚等からの注文品

ここの所、晴れの日が長く続かず

なかなか思うようにじゃがいもの収穫作業が

進んでいませんが、何とか全体の1/5程度まで作業が進んでいます。

 

その中で、毎年1つの畑を掘った時に知り合いや友達、親戚などからの

じゃがいもの注文があった分を箱詰めして販売をしています。

 

初め頃は親戚や友達から数個程度だったそうですが、

今は10kgの段ボールで150個以上、5kgも30~40個、B品も40個程と

かなりの数量になりました…

 

なので一昨日、昨日は手伝ってもらっている方たちと

ひたすらに注文用の箱詰め作業をしていました…

 

下の写真は5kg箱ですが、こんな感じに箱詰めをしています。

 


このじゃがいものサイズはLサイズで、手の小さい方ならこぶし大くらいの

大きさがあります。

個数で大体30個くらいです。

10kg箱も作っていますので、同じくらいのサイズのじゃがいもが倍量入っています。

 

年々量が増えて箱詰め作業は大変ですが、毎年多くの方が買ってくれて

とても嬉しいです。

 

買っていただいた方からその人の知り合いの方におすそ分け等で行って、

もらった方から、「美味しかった」と言ってもらえ、翌年注文が増える。

こんな感じで毎年増えていっています。

お中元で送るという方もいます。

 

じゃがいも農家としては、この時期は一番忙しい時期ですが、

直接、また間接的に美味しかったと言ってもらえて喜んでもらえるのは

嬉しい限りです。

 

昨年から「食べチョク」での販売も始め、こちらも好評をいただいています。

 

まだまだ収穫は始まったばかりでこれから6月末、7月初旬まで

収穫が続きますので暑さに負けずに頑張らないとですね。

 

今回は、いろんな方から注文を頂いて喜ばれて嬉しいってことでした。

 

それでは。

 

 

湖池屋

三方原馬鈴薯は毎年、湖池屋用に選別をして出荷しています。

 

うちも毎年、出させていただいています。

 

じゃがいも自体を食べていただくのはもちろん嬉しいのですが

買える場所や地域が限られてしまうと思いますので

ポテトチップスで食べてもらえるのもとても嬉しいです。

 

ポテトチップスからじゃがいも自体も食べてみたいと

思っていただければなおさら。

 

参考に湖池屋の通販サイトを貼っておきます。

昨年のですので現在は完売となっていますが

来月になれば販売も開始すると思います。

 

よろしければこの機会に三方原馬鈴薯というじゃがいもを

知っていただければ嬉しいです。

 

www.koikeya-online.jp

 

この中にもうちで作ったじゃがいもを使ったポテチも入っていますよ。

 

それでは。

 

じゃがいもは収穫する畑、時期によって味が違うのです

少し間が空いてしまいました。

 

3日前に最初の畑の残りを収穫し、1つ目の畑の収穫が終了しました。

この畑は雨の後に収穫が始まったこともあって畑の土が乾ききらず

収穫時の土取りも思うようにいきませんでした。

それでも何とか収穫が終わりましたが、いわゆるB品が多く出た感じでした…

 

そして一昨日、2つ目の畑で収穫作業開始。

こちらは1つ目と違って晴れた日が続いて土の乾きも良く、元々畑の土も

1つ目の畑よりも状態がいいため土がサラサラで作業もスムーズに進みました。

5時間で約2000kgの収穫量です。

 

1つ目の畑では8時間やっても1500kg程度でしたので全然違いますね。

それも収穫作業時の人数も減っているのに収穫量が増えている。

 

いいじゃがいもが出来、スムーズにたくさん収穫できるためには、

天候、元の畑の状態、水はけ、B品の少なさなどがあります。

うちは16箇所の畑があって順番に収穫作業をしていますが、

畑によって作業スピードも収穫量も変わってきます。

 

早く、たくさん収穫できるということはいいじゃがいもが多いということです。

反対に収穫量が減る時は、土の状態が悪かったり、B品が多く出来てしまったり

してしまいます。

 

どの畑でもいいじゃがいもが出来るように工夫していますが、

どうしても差は出来てしまうものです。

 

おまけ

おまけとしてじゃがいもの収穫時期と味の話を少し。

結論として、じゃがいもの出始めよりも1~2週間後の方が美味しいです。

 

なぜかというと、じゃがいもの出始めはトンネルという小さなビニールハウスの

ようなものを畝に被せて大きくします。

その場合、トンネル内の温度が上がるため、他の場所のものよりも早く

大きくなって、収穫できるようになります。

従って太陽光を浴びて自然に大きくなったものよりも少し味が落ちるのです。

 

トンネルのじゃがいも収穫は農家さんによって違いますが、大体3日~1週間程度だと

思いますので、出始めよりも少し間を置けばトンネル後のじゃがいもに代わるため

美味しいじゃがいもが出回るようになります。

 

私はトンネル後のじゃがいもの方が美味しいと思いますのでそちらを買うことを

お勧めします。

 

今回は、収穫する畑や時期によってじゃがいもの味は変わるという話でした。

北海道のような広大な畑で収穫する場合は違うのかもしれませんが、三方原馬鈴薯

場合は、各農家さんの畑の大きさはそこまで広いわけではなく、それぞれが

10~20箇所程度の畑でじゃがいもを作っています。

だから畑によっていい畑、収穫量が減ってしまう畑などバラバラになります。

それでも間違いなく三方原馬鈴薯の味は美味しいと断言できます。

何かの参考になれば嬉しいです。

 

それでは。

 

じゃがいも収穫2日目!

今日も昨日に引き続きじゃがいもの収穫です。

今日は晴れて収穫日和!!

昨日よりたくさん掘って、収穫量を増やしていきたいと意気込んでいました。

 

朝5:30頃から掘り始めてお手伝いしていただいている方たちが

7時頃から少しずつ集まってきます。

うちの始業は8時なんですが、皆さん早くから来てくれて助かります。

人数も昨日より多くの方が来てくれました。

 

晴れて、午後になってくると掘った後のじゃがいもに付いた土も乾いて

土落としの作業のペースも上がってきます。

 

そして、今日の出荷用収穫量は…約1500kg

 

昨日の1.5倍です。

まずまずの収穫量です。

 

雨のせいかいわゆるB品が増えて出荷量がやや減っています。

でも昨日よりも多く掘れたし収穫量も増えたので、今日はいい1日でした。

 

また明日も収穫作業です。

晴れを期待して頑張ります。

 

それでは。